2008年02月01日
中国で起ったこと
今度のぎょうざ騒動で思い出したことがあります
10年ほど前、あるコンビニエンスストア向けの
割り箸を中国で作って輸入していました
指定の箸袋に割り箸をセットしたものです
輸入した割り箸は弊社の倉庫からほぼ全国の
拠点に配送していましたが、ある店舗からクレームが
入りました
箸袋の破れているものが沢山見つかった・・・というのです
100膳単位でポリ袋に入っていますが、ある袋のほとんどが
破れている・・・そんなバカな と思いましたが 同様の
クレームがあちこちから入ってきて事態の深刻さに気付きました
在庫は数百箱ありましたが全部を調べた結果ある作業者の
箱に問題が集中していることが分かり、すぐ中国へ飛びました
通常でも割り箸を箸袋にセットする時に破ってしまうことは
あります でもそれは必ず気付きます 破れたのもを取り替えて
ポリ袋に入れるはずです しかし彼女はそうはしなかった
破れたものを真ん中に入れて周囲の見える部分には正常な
ものを入れた
なぜそんなことをしたのか理解に苦しみましたが
そこの工場長には思い当たるふしがあったようです
私が飛んでいった時にはもう彼女は田舎へ帰ってしまって
いました よくあることです
中国の工場の賃金は出来高払いが普通です
だからもの凄い速さで作業をしています まるでマシーンです
不慣れな作業者は袋を破ってしまいます
彼女は破ってしまった袋を見せられなくて貯めておき
隠して入れてしまったのだろう・・・というのが工場長の
推理でした
そうだとすると彼女の動機はあまりにあどけなく
それによって引き起こされた結果はあまりに高価でした
こちらも中国側もクレームへの対処に多大な費用を掛け
しかもこれが遠因となってこのビジネスを失いました
管理体制の不備と言ってしまえばそれまでですが
中国の抱える矛盾の縮図であり、それを有る意味で
利用して商売をやっているこちらの引け目のようなものも
あり今でもあの彼女のこと恨む気になれません
ぎょうざ騒動がこの話と同類かどうかは分りませんが
投稿者 sinbei : 2008年02月01日 22:26